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「…次は俺か…腕が鳴るな」
「っ…!はあ、はあ…!」
「まあそこそこ頑張った方じゃないかしら?」
エルーがやる気を出してたら…
身体的には疲れてないくせに何故か息切れを起こしている少年と、ソレとは対照的にリザリーは涼しい言葉を告げた。
「褒め言葉じゃねぇか、そんなに強かったのかよ?」
「そうね、お兄さんよりは強いんじゃないかしら?」
「くっ…!あんな…!」
「次は俺だ」
俺の問いにリザリーが誰か知らん奴と比較すると少年が反発するように呟くも、当然シカト。
エルーに合わせて三度目のあの世界へと送る。
「やっと私の番かー」
「…ばけ、もの…!」
「ふふっ、久しぶりに楽しませて貰った」
「さて、絶望してる中悪いんだが…あと二戦残ってるぞ?じゃあな」
少年が悔しそうに呟くとエルーがスッキリしたような様子で笑いながらマキナにペンダントを渡すので、そのままあの世界へと送った。
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