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「次で最後か…そろそろ心折れるんじゃねぇの?」
「え?」
「っ…!なん、で…!」
「うーん、なんかもうヤケクソだったね」
女の子を見て疑問形で呟くと少年は信じられない物を見たかのような反応をして、マキナが背伸びをしながら呟く。
「どう?もうコイツ精神的にボロボロだけど、戦う?」
「え?…いや、これ以上は…可哀想な…」
「!?…っ!まだ、やれる…!最後ぐらいは…!君には…勝つ!勝って、見せる…!」
俺が女の子に聞くと哀れんだような言葉を言い、それが屈辱だったのか…
少年は動かない体を気合いかなんかで無理やり動かして立ち上がる。
「だって」
「…じゃあ、やる」
「はい、コレ」
「あ、ありがとうございます」
女の子が少年との戦闘を承諾するとマキナがペンダントを渡す。
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