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「へ?ていとを知ってるの?」
「…何故俺を見る?」
「いや…なんとなく…?あはは」
ショコラは少年に質問しながら俺を見るので釘を刺す意味合いを込めて聞くと、ごまかすように笑う。
「…あの腑抜けた愚兄を、親切にも元に戻してくれたのが…テイト・トオマさんだと聞きました」
「…ああ、あの時のか…」
「腑抜けた愚兄って…確かにそう言われてみれば…」
少年が答えるとエルーが思い出したかのように呟きマキナも思い出すかのように呟いた。
「…?」
「良く分かんねぇけど、俺らには関係無さそうだからお菓子でも食おうぜ」
誰の話をしてるのかさっぱり分からないので多分この話とは無関係な女の子を気遣うように精霊達の所へ行く。
『あれ?創造主がまた違う人間を連れてきた…』
『ほう…未熟だが、中々に強そうだ…』
『……楽しみ…』
精霊達は女の子に気づくと秘めた才能やら資質やらを見抜いたのか興味深そうに見る。
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