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「…ほれ、お前らの分…あの建物の入口で渡すんだ」
「いいか、お茶会が始まるまでは普通にしてるんだぞ?」
「騒ぎになったら困るものね…私達が合図するから、それまでは大人しくしてるのよ?」
チケット的なのを一枚ずつ精霊達に渡すとエルーとリザリーが念を押すように釘を刺す。
『…分かってるわよ』
『…中止………る…』
『…なんで人間に気を使わないといけないのー?』
『人間が主催し、開催しているからだ…我々は本来なら招かれて居ないのだから大人しくしていないと創造主に迷惑がかかる』
『…分かった…』
…貴族的な立ち位置だからなのかやっぱりユリがワガママを言うも、ファイが慣れた様子で納得させる。
「…さて、話は纏まったところで…そろそろ受付を済まさないと時間が…」
「…わ、もうこんな時間…」
『それじゃ、行きましょ♪』
『レッツゴー!』
エルーが腕時計で時間を確認しながら告げるので歩こうとしたら…ニーナが俺の右腕に絡みついてきて、ユリが背中に乗っかった。
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