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そして、仲間外れが嫌なのかアニーも無言で左腕に絡みついてきた。
「…ほら、離れなさい…はい、コレ」
『やだ……はい』
『…コレ…』
館の入口で警備員兼受付であろう結構強そうな兵士に、リザリーがニーナに離れるように促しながらチケットを見せる。
ニーナは嫌がりながらチケットを渡し、アニーも一緒にチケットを渡す。
「あはは!いつもいつも大変だねぇ…はい」
『…うにぃ…ひゃめ…ひゃい』
『…コレも』
ショコラが笑いながらユリのほっぺを軽く摘んで引っ張って遊びつつチケットを渡すと、口だけで軽く抵抗して何故かチケットをファイに渡すので…
ファイはそのまま二枚のチケットを差し出す事に。
「お願いしまーす」
「しまーす」
「…俺で最後だ」
「……はい、全員で9名様ですね…確認しますので少々お待ち下さい」
何故かマキナが俺の言葉を真似して笑いながらチケットを渡し、エルーも差し出すと結構強そうな兵士は名簿にチェックして受け取ったチケットを隣の兵士に渡した。
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