174人が本棚に入れています
本棚に追加
「………全員のシリアルナンバー、チェッククリア」
「…では中へ」
もう一人の結構強そうな兵士がデジタルカメラっぽいモノでチケットを確認し、オッケーだったからか結構強そうな兵士がドアを開ける。
「…ようこそいらっしゃいました、間も無く始まりますのでどうぞ中へ」
すると燕尾服の執事が待機していて俺らを見て頭を下げると案内を始めた。
「…始まるまで残り三分…丁度良い時間だな」
「お名前を伺ってもよろしいですかな?」
「アイリス…」
「研究所御一行で」
エルーの呟きに反応するように執事が案内する席の名前を聞いて来たので、リザリーが偽名を言おうとしたのを俺が遮ってそう告げる。
「研究所御一行様ですか…ああ、確かに…まだいらっしゃってはいませんでしたね…」
「…なんでソレで通じるの?」
「元上司に俺らの席は同じ場所にして、って言ったら既にそういう風にされてた」
執事が案内する場所を定めるように呟くとマキナが疑問を聞いて来たので普通に返す。
最初のコメントを投稿しよう!