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『…紅茶』
「そういえば今回の紅茶はていとが仕入れて来たんだってー?」
「ああ、まあ楽しみしとけ」
ニーナが大人しくなるとショコラは思い出したように聞いてくるので、ベッドに腰掛けたような体勢にして適当に返す。
…多分あの紅茶を淹れる奴は超一流の腕を持つと思うから、メイド達や俺が淹れるのに近いかソレ以上の味になるだろうし…
世界一の紅茶を、世界トップクラスの腕を持つ超一流のマイスターが淹れるんだから…
不味くなる事だけはあり得ないっつー事だけは確かだな。
…そして5分後。
「失礼します」
メイド服を着た可愛いお姉さんとクールな感じの美人なお姉さんが、カップの乗ったお盆を持って部屋に来る。
「…こちら…」
『来た!』
『紅茶!』
クールな感じのお姉さんが紅茶の説明をしようとするが、ユリとニーナが遮るようにテーブルに置かれたカップを直ぐに取った。
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