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「…大丈夫?これ、どこ産?」
ビクッとしたクールな感じの女の子を気遣うように俺は笑顔で聞く。
「…あ、こちら、タルギニ社産のファースト・テスルでございます」
「ファースト…?」
「…ファースト…!?」
「…ファースト!?ってあのファースト!?」
クールな感じのお姉さんの説明にマキナが、まさか…みたいな感じで呟き…
リザリーも驚いたように呟き、ショコラは驚きながらお姉さんに問う。
「…あ、はい…多分…」
「おいおい、お前ら詰め寄り過ぎだって…お姉さん達がビビってんだろ」
まるで威圧するかのようにリザリー達は二人のお姉さんに詰め寄るように近づいたので、俺は庇うように前に割って出る。
「あんた…!幻の紅茶を仕入れた事をなんで黙ってたの!?」
「「…えっ?」」
「そうだよ!さっき言ってた楽しみにしてろ、ってそういう事だった?サプライズ!?」
何故か矛先が俺に変わってしまい、お姉さん二人が困惑してるのを他所にショコラが俺に詰め寄った。
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