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…幸いと言うべきか…
みんな最初は挨拶回りから始めてるっぽく、廊下には人が歩き回っているのにこの部屋には俺らと職人しか居ない。
…俺らに常識が無いと言われればその通りだけども…
多分このお茶会に参加してる中で俺らだけが人間じゃないと思うし、不必要な人間のルールをわざわざ守る必要は無いよな。
「…このブラウニーも美味そうだな…ビターチョコで中にクラッシュナッツが入ってるっぽいぜ」
『…ブラウ…?』
「分かりやすく言えばチョコレートケーキの一種だよ」
ファイに勧めるも聞きなれない言葉だったのか首を傾げるので簡潔に説明する。
『…なるほど、流石は創造主…知識が幅広いな…』
「そりゃあ自分でも作れるモノの知識ぐらいは、な……お!凄ぇ!ギモーヴまでありやがる!」
『…ギ…?』
「俺らはマシュマロって呼んでんな、一部地域ではギモーヴって言うらしい…がマシュマロとはちょいと形や食感が違う」
俺が珍しいお菓子を見つけ一気にテンションを上げるもファイが置いてぼりになってたので、テンションを戻す。
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