第1話「猫魔女さん」

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 大陸に住む大多数は人間種、次いで、獣人や亜人と言った種がいる。  此れらの種は、人間と比べ圧倒的に数が少ない。  獣人や亜人は、やたらめったら、人間の生活域に足を踏み入る事は無い。  暗黙のルール的なものがあるらしいけど、私には、よくわからない?  別世界から転生してまだ、間もないのと、後、いちいち隠れ潜む生活なんてやりたく無いし面倒臭い。  転生前の人生は、いつもビクビク、人目を気にして生きて来ましたし。  自分のやってきた事がやってきた事だけに、しょうがないのだけども……だからこそ、二度目の人生は真っ当な生活を送りたい。  そう言う事なので、逃たり隠れたり、したく無い。  (なり)がどうだろうと、堂々と生きて行くのだ!  決意を新たにしたのは、良いけども、ちょいと最近、悪目立ちしてる。  街のゴロツキ共を魔法で軽く撫でて矯正してやり、強盗をゲロ吐くまで【魔法の箒(スティンガー号)】で追いかけ回し、捕まえたのが良くなかった。  エルムス住民は、最初は私を好奇の目で見てるだけだったのに、今じゃ、エルムスのマスコット的な感じになって来ている。  後悔なんてものは、微塵もしてないけど、これは少し、反省くらいしておかないとダメかなやっぱり。     
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