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「そう邪険にしないでよ。今から説明するから、まずは、そうだね 。僕の事だけど、僕等は高次元生命体という存在で、この世界の管理 観察を任されているんだ。早い話、キミ達人間が俗に神サマと呼ぶ者かな。僕はこの神サマと呼ばれるのが凄く嫌だ。実際そんな大層な者じゃないしね。 あっ! あと僕は別に隠れてる訳ではないよ。人間には、僕を視認する事は、ほぼほぼ不可能だから、けれど、極稀に視える人間もいたかな。とりあえず、ここまでで質問したい事あるかい? 」
急に神様って突拍子もない事を聴かされ、頭の整理が追いつかない。
あっ?! そう言えば!
「そうですね、先程、僕等と言ってましたけど他にも、あなた見たいな存在がいるのですか?」
「うんうん、冷静に話は聴けてるようだね。僕の他にも仲間は大勢いるよ。世界は多元で無限に広がっているからね。その分だけ僕等は存在するから」
いちいち、上から目線で腹立たしいが、神様と呼ばれる存在だからそんなものか。
それと、他にも神様が存在するらしい。
「では、話を続けるよ。何故あの時キミの肉体から魂魄を抜き出しのか。まず、人間は肉体と魂魄が結び付いて、初めてこの世に存在する事が出来る。肉体と魂魄の結び付きはとても強く、肉体が傷つけば魂魄もまた傷つく、あのまま行けば、キミの魂魄もまたあの映像のように悲惨な事になっていたよ。そうならない為に、寸前で肉体から魂魄を抜き出し保護する必要があったのさ。キミには死んだと伝えたけど、正確には肉体のみ消失した状態なんだ。まだ完全なる死を向かえた訳ではないよ。でも、この世界のキミは、もう役目を終えたから死んだと認識する必要があったんだ。少しややこしいけど理解出来たかい?」
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