第2章 父親の英才教育

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「じょ…冗談ですよね……?」 「冗談でこんな事言えるかよ。」 「でも…俺は男……」 「知ってる。」 「な…何で……?」 「……」 城崎先生は、少し黙ったあとこう言った。 「最初は…一目惚れしたんだ、お前に。お前と初めて会った時、凄く綺麗な顔をしてるなって…けど、俺はゲイじゃないし変に思われたら嫌だから黙ってた。けど、日に日にお前が可愛い事言ったり、無邪気な笑顔見せたりするから凄く目が離せなくて……いつの間にか、お前の事好きになってた。」 「……」 自分の顔が赤くなっていくことが分かる。まさか、城崎先生も同じ気持ちだったなんて……俺は、勇気を出して気持ちを打ち明けた。 「俺も最初、城崎先生と出会った時に男でも惚れそうなくらいかっこいいあなたと一緒にいれるのが凄く嬉しくて…もっと一緒にいたい…もっとあなたと話したい……そういう思いが高まって、気づいたら城崎先生の事、好きになってました。俺で良かったら、付き合ってくれませんか?」 「…勿論。」 そう言って、城崎先生は俺の口にキスをする。城崎先生の唇…凄く柔らかい……。城崎先生は口を離し、俺の目を見る。…正直、物足りないな。そう思っているとつい口に出してしまった。 「もっと…欲しいです……」 「…えっ?」 俺は再びキスをして、口の中で舌を絡める。 「んっ…」 やった事がないから上手く出来ない。息が出来ず、苦しくなり口を離す。正直、気持ちよかった。こんな快感を覚えたら理性が吹っ飛びそうだ。すると、城崎先生が口を開く。 「維網…これ以上の事は、お前がもう少し大人になってからの方がいい。俺、お前の事…大切にしたいからさ……」 「今…やりたいんです。」 「……そっか、分かった。」 城崎先生は俺をベッドの上に押し倒す。 「お前がやりたいっつったんだからな?あとで後悔しても知らねぇぞ?」 「分かってますよ…」 そして、長い夜が過ぎていった。 次の日、目を覚ますと腰が痛んだ。思った以上に痛い…。何とか起き上がって自分の体を見ると、キスマークだらけだった。昨日の事を思い出し、顔が熱くなる。その時、ドアが開いて城崎先生が中に入ってきた。 「おはよう。昨日は気持ちよかった?」 意地悪な笑みを浮かべる城崎先生。 「き、気持ちよかった…です……」 「そっか、よかった。」 そう言って俺と先生はキスをする。もっと、先生と一緒に居たかったが神様はそんな時間を与えてはくれなかった。
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