3人が本棚に入れています
本棚に追加
先生「よし、全員揃ってるな。じゃあ、女子は1.5キロ走だな。30キロ遠行まであと2週間ほどだ。気合い入れて走れよ」
「あ”~、いーやーだーーー...」
ルリ「ほら、さっさと位置について、体ほぐす!!...全く、運動神経悪くないのに、もったいない。マジで、どれかひとつにうちこんでみたら?」
「やだ!それこそもったいないじゃん。いろいろ手ぇ出してみたいお年頃なんですぅー」
那緒は、何にでも興味を持ちやすく、武道や、芸術関係など、ほぼ節操なしに手を出しているのである。
ある程度極めてしまったら、また別の物事に興味が移る、ある意味分かりやすい性格をしている。
そのため、どの習い事もアマチュア止まりで、いわゆる“器用貧乏”な女子高生なのだ。
裏を返せばどれか1つにうちこめば、極めることのできる可能性があるということなのだが...
このある意味飽きやすい彼女には難しい相談かもしれない。
もちろん、必要に駆られれば、1つに集中することもできなくはないが、まず間違いなく上達速度は下がるだろう。
最初のコメントを投稿しよう!