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先生「よし、全員揃ってるな。じゃあ、女子は1.5キロ走だな。30キロ遠行まであと2週間ほどだ。気合い入れて走れよ」 「あ”~、いーやーだーーー...」 ルリ「ほら、さっさと位置について、体ほぐす!!...全く、運動神経悪くないのに、もったいない。マジで、どれかひとつにうちこんでみたら?」 「やだ!それこそもったいないじゃん。いろいろ手ぇ出してみたいお年頃なんですぅー」 那緒は、何にでも興味を持ちやすく、武道や、芸術関係など、ほぼ節操なしに手を出しているのである。 ある程度極めてしまったら、また別の物事に興味が移る、ある意味分かりやすい性格をしている。 そのため、どの習い事もアマチュア止まりで、いわゆる“器用貧乏”な女子高生なのだ。 裏を返せばどれか1つにうちこめば、極めることのできる可能性があるということなのだが... このある意味飽きやすい彼女には難しい相談かもしれない。 もちろん、必要に駆られれば、1つに集中することもできなくはないが、まず間違いなく上達速度は下がるだろう。
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