宇藤さんと置手紙

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『三人へ』  封筒に書かれていた文字は紛れもなく宇藤さんの筆跡だ。  顔を見合わせる。彼が俺たち以外にこういった手紙を宛てる可能性があるかどうかという暗黙の確認だった。そして皆が頭を横に振る。  俺は封を開けて中身を取り出した。どこにでもありそうな便箋には次のように書かれていた。
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