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「結菜、やけに気合い入ってるじゃないか」
先生が褒めてくれる。が、リアクション取る余裕など無くギリギリの体力である。その時だった
「あっ。」 と、足を滑らせこけてしまい、足を捻ってしまった。無念だが今日の練習は後半一番大事なところで休憩となってしまった。
「保健室行ってきますね。なんとか一人であるけるので…」と邪魔になるし、皆の視線が気になるのでとりあえず今はこの場を去りたかったのでレッスン教室を出て、一人保健室へ向かった。
ここの施設はダンス教室の他にピアノ教室、ギター教室、ボーカル教室など様々な音楽に関する教室がある。
廊下を出れば楽器の音や、人の声などが聞こえる。
賑やかすぎる廊下なのだ。
そんな廊下に足を引きずり一人歩く私は惨めである。保健室につき、保健の先生が足を手当てしてくれて、その後先生は事務の仕事があるので保健室を出ていった。私は少し途方にくれてたい気分だったので直ぐに教室に戻らず、ベッドに座って休んだ。
「はぁ。あのサビの部分ちゃんと今日出来るようにしたかったなぁ。」
「はぁ。あのサビの部分ちゃんと今日出来るようにしたかったなぁ。」
「ん?」「ん?」
あれ、私今声が一瞬低い声重ねて喋った?
と自分を疑った。仮にも私はねくらな部分はあるが女子である。人生で初めて自分の声が低い声と普段の声が重なって聞こえた。
振り向くと私が今座ってるベッドの隣にもう1つベッドがあり、誰が寝てるか分からないようにカーテンが閉まっている。学校の保健室と同じような仕様である。
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