季節が私を変える

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放送が流れてるスピーカーを真剣に見つめてる一人の男子がいた。容姿は多少他の男子より髪の毛が長くてインキャラとパリピの中間辺りの雰囲気だ。 曲が終わると同時にその男子は教室を出た。何故だか他の男子とは違う雰囲気を感じで不思議と 吸い込まれるかのように何故だか私も教室を出た。 教室を出た頃には廊下には彼の姿は無く、しばらく廊下を探してみるとCDを持った彼が帰って来た。 私はとっさに「あの、あの曲リクエストしたのって…」と初対面なのに話しかけてしまった。 「ん?あぁ、俺だよ。聴いてたんだ?」 彼の問に私は「う、うん…」と答え 「へぇ。他のやつらとは違うんだね。」と笑いながら彼は言って私の後ろを通りすぎていった。 「何なの?あの人。」 私はぼやいて教室に戻るのだった。 人生で業務連絡ぐらいしか男性に話しかけなかった私の人生。気づけばそれ以外で話しかけたのは彼が初めてだった。
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