福島女性教員宅便槽内怪死事件

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しかし警察はあくまで事件性が無いとして取り合わず、捜査が行われることはなかった。 たしかに村長選挙が原因で殺人が行われたと考えるのは、いささか突飛すぎるであろう。  それに、仮に第三者が意識不明状態や死後に無理矢理押し込もうとしても、 マンホールの狭さからして自分で入る以上に困難をともなうことは想像に難くない。  もうひとつ気になる事実がある。 Sさんと教師のAさんとは、Aさんの恋人男性を通じて知り合いだった。 そして、以前Aさんがイタズラ電話に悩まされていたことがあり、 Sさんは恋人男性と一緒にそのイタズラ電話を録音して、警察に届け出ていた。 結局この件で警察は動いてくれなかったが、Sさんの知人によると、 Sさんは犯人が誰だかほぼ突き止めた様子だったという…  はたして突き止めたというイタズラ電話の主はどこの誰で、 そしてこの件に関係していたのであろうか? 今となっては確かめるすべはない。。 ※尚、この事件を題材にした『バリゾーゴン』(渡邊文樹監督)という映画が作られたが、 ドキュメンタリーとは名ばかりの、現実とはかけ離れた内容である。 ◎参考資料…福島民報 1989.3.2朝刊 他人のトイレマンホールで男性凍死 ~都路~ 福島民報1989.3.2朝刊 二十八日午後六時二十分ごろ、田村郡都路村古路*****、
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