5人が本棚に入れています
本棚に追加
「ということがありました。母様、おばさん。あと…なんでここにいるのですか?兄様」
「それは勿論、愛する妹の顔を見るためさ!」
私の兄様、サーザンド・ウェルナンデは次期王。つまり王太子な訳で忙しいはずなんだけど。
「うん、だからもう行かないと!じゃあね、フィー。いつかあのクソ親父ぶちのめすからまってろよ!」
「やめてお兄様。ぶちのめすのは私の仕事。取らないで」
「あらあら、ぶちのめすだけなんて甘っちょろいわ。もっとやっておしまいなさい」
「そうよ、あのクソ王…イダイナル国王陛下の押しかけ訪問うざいったらほんと。側室にさせられた時、いや見初められてしまった時からずっと迷惑してるわ。ミーシャがいなかったらあたし精神的に参ってたと思うもん」
偉大なるって棒読みになってますよー。
「でもわたくしはキキちゃんを虐める悪役王妃らしいわよ」
「言ってたやつ教えてくれない?全員なぐりとばす。下町育ち舐めんな野郎ども…ですわ。」
おぅ…。後宮怖いな。ある意味。
最初のコメントを投稿しよう!