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環 遥翔side
あー、眠いもう少し寝とくんだったと思いながら欠伸をする僕に
「おはよう、今日も盛大な欠伸だな遥翔」
幼馴染の前之浜 祐希がぽんっと頭に手を乗せて言った。
「仕方ないだろ朝早く目が覚めちゃったんだから」
「はいはい、ごめんって、それより聞いたか?今日転校生が来るんだってよ」
そういえば昨日の帰りのHRで先生が言ってたような…
まあ、僕のお昼ねを邪魔しないのであればどんな人が来ようと関係ない。昼以外はお昼寝じゃないとかいうつっこみはしないでほしい。
「えーと、昨日言った通り転校生が来てる。入っていいぞ」
朝のHRの時間の先生の大きな声のせいで目が覚めた僕は何気なくその転校生とやらが来るのを見ていた。
教室の扉から入ってきたのは180はあるだろう高身長で顔立ちもモデル並みの男だった。
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