予感

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予感

最近は殆ど彼から連絡入る事はなかった 会社でも話す機会はなし 避けれらてるのは分かった でも私は彼無しは考えつかなく 彼にLINEを送り続けた… そんなある日彼から久しぶりに連絡が入った 話がありますと一言 イヤな予感がしたが 明るく行こうと思った 待合せは駅の駐車場 もうアパートへは来ないのか…足取りも重く駐車場に向かった 彼の車が見えた (遅くなってごめん) (……知ってる?) (何を?) (噂だよ 昨日部長から呼び出された…) (何となく 会社の雰囲気で みんな冷たい感じあったし) (それに妻が怪しんでる 分かればとんでもない事に…だから 暫く別れて欲しい ごめん) (暫くって?いつまで?もう連絡しちゃダメなの?一年?二年?私イヤだ 別れたくないよ) (泣いても無理だよ 元々俺が結婚してるって分かっての付合いだし それでも良いって石塚さん言ったでしょ?) (石塚?…さん 祐ちゃんの中で私はただの遊び道具だったんだ ずっと傍にいられると思った 来てくれるだけで良かった ) (ごめん俺が悪い 本当にごめん 深入りさせちゃったね 申し訳ない 俺は妻と離婚する気はないし 妻を愛してる…) (私に好きって言ったのは?愛してるって言ったのは? う…嘘だったの?ね~答えて ね…) 私は彼を揺さぶっていた 顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた (これ…返すね) 渡されたのはアパートの鍵だった それを握り車から降りた 彼は私を見る事なく 走り去った 呆然とした姿で歩く私はどう映っただろうか アパートへは帰りたくない…私は以前行ったバーに立ち寄った
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