脱力

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後日私はメモを頼りに 書かれたマンションに行ってみた 新幹線で3時間 それからまた電車に揺られる 事30分… (ここかな?) 近くには店も沢山ある ホテルを予約し マンションの前を歩いた 帰宅しそうにない課長を待った 行ったり来たりじゃ…怪しまれる お店に入りコーヒーを頼んだ 私…何やってんだろ…ふと我に返る 今日は遅いかも知れないな ホテルに一度帰り 7時頃ご飯食べに外に出た (ファミレスでも良いか) 店に入り 奥に通された 食事が来るまで スマホで検索 折角此処まで来たからと思った時 聞き覚えのある声が 顔を上げた時 (あ! 彼だ…) 私は咄嗟に顔を隠した 持ってきた だて眼鏡をかけた 神様が早く終らせる為に彼をよこしたの?みたいな偶然さ 彼たちは 私の後ろの席に通されたようだった (お待たせいたしました) 料理が来たが また食慾がなくなった 胸一杯になる 奥さんかな?楽しそうだな…私もあんなに笑ってたのかな? また涙が込み上げてきた その時 彼の携帯が鳴った 慌てて外に出る 店内は混んでないから直ぐ分かる 話し声さえも聞こえる 戻って来た彼が (ごめん 妻からの電話だった 来週帰って来るのかの確認) (どうするの?) (帰らないよユリと一緒に温泉行くさ) (本当に?うふふ) 岡野さんの言った通りだ… これを確かめさせる為に 自分が情けない 私は店員さんを呼んで ビールを頼んだ ビールを一気呑みして 彼の新しい彼女を見ながら店を出た 彼には私の背中しか見えなかったはず その後ホテルに帰り シャワーを浴びて 自宅に電話をした (明日帰るよ ゆっくりしょうと思ったけど) その後岡野さんにLINEを入れた
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