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次の日は早朝にご飯を済ませ ホテルへと向かった
(おはようございます)
(おはようございます)
次々にバスに乗ってくる御客さんたち
(大丈夫ですか?)
(呑みすぎたよ…眠いわ…)
そう 次の日が問題なのだ 眠る人もいるし学生さんたちとは違うから ノリノリは出来ない…
(では今からですね 観光スポットへとバスは向います 今の時期は紅葉が満開でキレイですよ カメラ納めて下さいね)
(ね…ガイドさん 彼氏いるの?)
(私ですか?居ませんよフフフ)
声が聞こえる (居ないってよ チャンス)
私を見つめてるのは元彼に似た人だった
話を変えて 別の話にした
(皆様は 何処か印象に残る旅ってありますか?)
(沖縄かな?)
(へぇ~沖縄か 行ってみたいですよね…)
北海道 九州 色々と出る
(私もこの職に着けて 本当幸せです こうして皆様と旅が出来るから )
(ガイドさん 上手い事いうハハハ)
バスは山並みを走り 窓を見れば見事な紅葉が映し出される
頂上にバスを停めて 写真撮影
(香里さん 香里さん)
(?ん?…)
振り向くと 元彼似の彼が立っていた
(写真撮って貰えますか?)
(あ…ハイ)
(違う 一緒にだよ)
(あ…良いですよ ハイ に)
紅葉狩りも終わり 次の観光を最後にバスは帰りの地に着いた
(ありがとうございました)
最後に降りた彼から紙を貰った そこには携帯番号と 今度ご飯食べにいきましょうと言う文字だった
それをポケットにしまいこみ その日の業務が終わった
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