出会

2/3
前へ
/37ページ
次へ
次の日は早朝にご飯を済ませ ホテルへと向かった (おはようございます) (おはようございます) 次々にバスに乗ってくる御客さんたち (大丈夫ですか?) (呑みすぎたよ…眠いわ…) そう 次の日が問題なのだ 眠る人もいるし学生さんたちとは違うから ノリノリは出来ない… (では今からですね 観光スポットへとバスは向います 今の時期は紅葉が満開でキレイですよ カメラ納めて下さいね) (ね…ガイドさん 彼氏いるの?) (私ですか?居ませんよフフフ) 声が聞こえる (居ないってよ チャンス) 私を見つめてるのは元彼に似た人だった 話を変えて 別の話にした (皆様は 何処か印象に残る旅ってありますか?) (沖縄かな?) (へぇ~沖縄か 行ってみたいですよね…) 北海道 九州 色々と出る (私もこの職に着けて 本当幸せです こうして皆様と旅が出来るから ) (ガイドさん 上手い事いうハハハ) バスは山並みを走り 窓を見れば見事な紅葉が映し出される 頂上にバスを停めて 写真撮影 (香里さん 香里さん) (?ん?…) 振り向くと 元彼似の彼が立っていた (写真撮って貰えますか?) (あ…ハイ) (違う 一緒にだよ) (あ…良いですよ ハイ に) 紅葉狩りも終わり 次の観光を最後にバスは帰りの地に着いた (ありがとうございました) 最後に降りた彼から紙を貰った そこには携帯番号と 今度ご飯食べにいきましょうと言う文字だった それをポケットにしまいこみ その日の業務が終わった
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加