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店に着き 祐也の後に続いた
(お!祐也じゃん 久しぶりだな)
(おう!)
(あれ?彼女?)
(バーカ違うよ 婚約者だよ)
(マジで?結婚式呼べよワハハ)
軽く会釈して 別のテーブルに座った
(ちょっと!冗談でも婚約者はきついな…)
(香里は僕の中では婚約者だから ね!見て スマホ)
(スマホ?)
(海で写した画像)
(イヤだ いつ写したの?)
(綺麗に撮れてるでしょ?プロ並に)
(本当だね 顔が分かるようで 判らない…)
(来た 来た 此処ね自分で焼くの こうして)
(へぇ~上手いじゃん)
(香里もしてみる?)
(自分は無器用ですから…)
(香里面白いね ますます気に入った ほら食べて)
(頂きます あ!本当だ美味しい)
(だろ?)
何だろ この楽しい時間 昔の高校の時のような
(祐也は何かスポーツしてた?)
(大学はラグビー 高校までは少林寺 空手)
(へぇ~SPみたいだ 頼むよ祐也くん)
(アイサー)
敬礼する祐也だった
(祐也といると楽しいね)
(僕も香里と居ると楽しいよ)
何か昔から知ってる感じがして 私の中で元彼は消えていた
(今度休みの時何処行きたい?)
(いいよ 休みの度に 祐也疲れちゃうよ)
(全然大丈夫 香里を見ると疲れぶっ飛ぶし あ!遊園地行こう 乗ってみたい絶叫マシン)
(遊園地か 高校以来行ってないな…)
(じゃ~決まり!香里のシフト後から教えて)
(あ…うん 分かった)
彼とのデートは隙間なく埋まっていく
仕事が終われば連絡あるし 何より優しい 自分が引かれて行くのに時間は掛からなかった
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