77人が本棚に入れています
本棚に追加
半年過ぎた頃祐也が突然言った
(ね…実家来てみる?)
(実家?祐也の?)
(うん 会わせたい 両親に)
(え!本当に?)
(香里と付き合ってるのを言いたいんだ)
(あ…それは構わないけど)
(じゃ~決まりね 今度いつ休み?)
(多分 今週は無理だけど 来週なら…)
(じゃ 来週 両親には言っとくよ)
私たちは半年付き合ってるが まだ体の関係はない 祐也は私を誘わないから 私も自分からは恥ずかしくて言い出せない
キスだって…フレンチな感じ
そして祐也の両親に会う日がやって来た
(ドキドキするよ)
(香里 ごめん 親父が出張で 急に決まってさ 本当に申し訳ない)
(あ… そうか…仕方がないじゃん仕事だもん)
祐也の実家はマンションで エレベーターの中では 凄く緊張した
(ただいま~彼女連れて来たよ)
(いらっしゃい 祐也の母です)
(初めまして 石塚香里と言います)
(座って 今お飲み物出すから )
(あの…手土産でお口に会うか分かりませんが)
(あら ありがとう そんな気を使わなくても さっ どうぞ この紅茶美味しいのよ)
(頂きます)
(香里さん バスガイドなさってるんですってね?)
(ハイ)
(主人の母親も昔バスガイドだったのよ 何か奇遇よね?)
(そうなんですってね 祐也さんから聞きました ビックリしましたけど 今祖母様は?)
(今施設なの 足腰悪くなってね)
(そうですか 会いたいな)
(会いに行ったら喜ぶわよ 行ってらっしゃい)
(ハイ 行きます)
祐也のお母さんは綺麗な人で 年齢から言ってもかなり若く見えた
その日は昼食までご馳走になり 昼過ぎに祐也から送ってもらった
(あー!緊張した )
帰りの車で祐也に言った
(じゃ 今度は僕が緊張する番だね 次は香里の両親に会わせて欲しい)
(うん 言っておく)
アパートの前に着く
(寄って行く?)
(……イヤ 今日は帰るよ 両親の都合と香里の都合で 行く日決めて 僕が有休とるから)
(分かった )
父は土日休み 祐也も土日が休みって事は 私が 日曜は大丈夫かな?会社に言ってみょう
最初のコメントを投稿しよう!