新恋

3/3
前へ
/37ページ
次へ
半年過ぎた頃祐也が突然言った (ね…実家来てみる?) (実家?祐也の?) (うん 会わせたい 両親に) (え!本当に?) (香里と付き合ってるのを言いたいんだ) (あ…それは構わないけど) (じゃ~決まりね 今度いつ休み?) (多分 今週は無理だけど 来週なら…) (じゃ 来週 両親には言っとくよ) 私たちは半年付き合ってるが まだ体の関係はない 祐也は私を誘わないから 私も自分からは恥ずかしくて言い出せない キスだって…フレンチな感じ そして祐也の両親に会う日がやって来た (ドキドキするよ) (香里 ごめん 親父が出張で 急に決まってさ 本当に申し訳ない) (あ… そうか…仕方がないじゃん仕事だもん) 祐也の実家はマンションで エレベーターの中では 凄く緊張した (ただいま~彼女連れて来たよ) (いらっしゃい 祐也の母です) (初めまして 石塚香里と言います) (座って 今お飲み物出すから ) (あの…手土産でお口に会うか分かりませんが) (あら ありがとう そんな気を使わなくても さっ どうぞ この紅茶美味しいのよ) (頂きます) (香里さん バスガイドなさってるんですってね?) (ハイ) (主人の母親も昔バスガイドだったのよ 何か奇遇よね?) (そうなんですってね 祐也さんから聞きました ビックリしましたけど 今祖母様は?) (今施設なの 足腰悪くなってね) (そうですか 会いたいな) (会いに行ったら喜ぶわよ 行ってらっしゃい) (ハイ 行きます) 祐也のお母さんは綺麗な人で 年齢から言ってもかなり若く見えた その日は昼食までご馳走になり 昼過ぎに祐也から送ってもらった (あー!緊張した ) 帰りの車で祐也に言った (じゃ 今度は僕が緊張する番だね 次は香里の両親に会わせて欲しい) (うん 言っておく) アパートの前に着く (寄って行く?) (……イヤ 今日は帰るよ 両親の都合と香里の都合で 行く日決めて 僕が有休とるから) (分かった ) 父は土日休み 祐也も土日が休みって事は 私が 日曜は大丈夫かな?会社に言ってみょう
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加