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(うん 私もそう思ったよ さっ!今から準備して 私も仕事に向いまーす)
(行ってらっしゃい 夜電話する)
(うん)
祐也はLINEとかしない メールもめんどくさいと言ってる
だから 電話する 出れない時は折り返しの電話
私も あまりメールやLINEは苦手 イヤ苦手になってしまった
洗濯済ませ シャワーを浴び 会社へと出勤 今日は日帰りツアーだ
寝不足で大丈夫だろうか ご婦人達の団体さん 失敗しないように コースを見て頭に叩き込んだ
ダメだ 頭に入らない 虎の巻が必用になる
しかし失敗がウケた感じで
(姉ちゃん 大坂では許せへんで)
(ほんまやな~すんまへん)
(発音ちゃうで!ワッハハハ)
その夜祐也から電話が入り 祖母さんのお見舞いを伝えた
祐也は凄く喜び 土曜日に行く事を決めた
施設は祐也の父実家から20分の場所 祖母さんは父の兄が看てると聞いた
一応電話を入れ 施設へと行った
(ばあちゃん 分かる?祐也だよ)
(あ!祐也?久しぶりやね)
(こちら 僕の彼女で香里さん)
(香里です 宜しくお願いします)
(祐也も彼女連れて来る年になったのね…)
祖母さんは ベットを斜めにした常態で話をしてた
(おばあちゃん散歩いける?車イス借りてくるから)
(うん 祐也がそう言うなら…)
祐也が車イスを借りて来る間 祖母さんを添えて起こした
(大丈夫ですか?)
(ありがとう すみませんね)
(おばあちゃん借りて来たよ 座ろうか)
二人で祖母さんを車イスに座らせ 院内の庭を散歩した
(香里ね バスガイドしてるんだよ)
(へぇ~そうか)
(色々教えて下さいね )
祖母さんの顔がパーッと明るくなった
(あ!今度おばあ様の昔の写真みたいです)
(写真は家にあるけど 写真恥ずかしいわ)
(あ!帰りに借りて行こうか そして来週か再来週にでも)
(そうだね そうしょう)
(おや まぁ 二人で盛り上がって)
15分程 散歩して おばあちゃんをベットに寝かせた
(おばあちゃん また来るよ 待っててね)
(ありがとう うん うん)
施設の帰り 私たちは祐也父実家へと向かった
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