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後悔
電話を入れ おばあちゃんのアルバムを借りに家に行った
挨拶を済ませ
(アルバム…何に使うの?)
伯母さんが言った
彼父の兄嫁さん…
(うん!おばあちゃんに元気を これ借りて行くよ)
昔のガイド時代を借りていく
奥から声がした
(あ…祐也くんよ おばあちゃんの昔の写真が欲しいって)
(お~祐也 久しぶりやの)
おじいちゃんだ!
(じいちゃん 香里 僕の彼女 宜しくね)
(そうか そうか ゆっくりしていけ)
(あ…そうしたいけど 明日早いから また来る)
(そうか…)
車は祐也のマンションに向かった
祐也のマンションは初めてである
部屋は私と同じく スッキリしてて こまめに掃除してあった
(綺麗好きなんだね 潔癖?)
(違う 違う 香里が来るから掃除した)
二人でアルバムを見た
(へぇ~おばあちゃん可愛いな…)
(じいちゃんの一目ボレだってよ 僕みたい)
(フフフ も~祐也ったら)
(あ!これ祐也?)
(違うよ 親父!)
(そっくりじゃない?)
(良く言われる…)
パラパラとアルバムを見て 手が止まった
(どうしたの?)
(あ!うん 何でもない…)
やっぱり祐也の父親は 祐作じゃないかと どうしょう…
(香里?)
(ごめん ごめん ね!いつ行く?おばあちゃんとこ)
(じゃ来週にしょう 早い方がいいね)
(そうだね)
(ね…香里 一緒に住まない?)
(あ!でも 私朝晩の食事 作れない時あるよ)
(僕は香里にそれさせる為に一緒に住むんじゃないよ 今まで通りで 洗濯も自分でするし 食事は弁当だって構わないし 一緒に住もう?)
(そうだね…考えとく)
その日は自分のアパートへと帰った
頭から離れない どうしょう祐也の父が…
私は自分を憎んだ 天罰かも知れない でも今更後に引けない
自分の中で まだ彼父が 昔の男と決まった分けないじゃん 会社だって自営業だし そうに決まってる うん!絶対そう
イヤイヤ お前はとんでもない女だな 黙って済むと思うなよ
ヤメタ!!!!! 考えるのヤメタ!
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