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(香里 海行かない?)
祐也は休みの度に私を連れ出してくれる
(海?)
(うん 最近香里塞ぎ混んでるみたいだから )
あ…そっか 義父の顔がちらつき 私は悩み それが祐也に…
(うん 連れて行って)
私にたちは 出会って2回目のデートで行った海に行った
(祐也に話があるの 私ね昔…)
もう 全てを言って楽になりたかった 本当に我儘な自分勝手な女だ
(香里…言わないで 過去は誰だってある 香里の過去はどうでもいい 僕は今の香里が好きだし これから先もずっと好きだから 前を向いて二人で歩いて行こう…ね 大丈夫僕が傍にいる 僕じゃ不服?)
私は首を横に振った
(ありがとう祐也 こんな私を好きでいてくれて)
顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた
(香里 来て こっち)
祐也が波打ち際まで私を呼んだ
(キャー冷たい)
祐也が水をかける 私も祐也にかけた 二人は濡れて髪は潮水でポタポタ落ちていた
祐也は私の頬を両手で挟み キスをした
私は祐也の体に手を回し お互いに抱き締め長いキスを 私は本当幸せ者だ
やがて挙式 ウエディングプランナーさんとの打ち合わせで どうしても枠に入れて欲しいのがあると言った
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