密会

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課長からLINEが入る (渡したい物って何?) (会ってからのお楽しみだよ) (じゃ いつもの所で7時過ぎるかな) (分かった) 一度アパートに戻り着替えて 待合せ場所に向かった 課長は私が着替えてるのにビックリしたようだった (着替え持って来てたの?) (ジャジャーン) 私は鍵を祐ちゃんに見せた (どうしたのその鍵) (私のお城) (お城?どう言う事?) (アパート借りちゃった ) (………どうして言ってくれなかったの?) (ビックリさせようかなって思って) (………) (え?怒ってる?) (何か嫌いだな そう言うの) (意味分からない 祐ちゃんと会う為にアパート借りたんだよ 会う度ホテルばかりじゃお金も掛かるし ゆっくりも出来ない それがダメだったの? 酷いよ!私の気持ちなんて全然分かってない バカ) 私は持った鍵をぶちまけ 車から降りてアパートまで走った (待って 香里…ちょ待って) 後ろから追って来る祐ちゃん 直ぐに捕まり 私は祐ちゃんの胸で泣いた (悪かった 香里泣かないで 俺が悪かった 香里が心配だから 他の男がと思うと ごめん) (祐ちゃんのバカ 私は祐ちゃんだけだよ 寝る時も考えてる 夜だって寂しいけど 祐ちゃんの笑顔を思い浮かべ寝てる) (香里 今度週末泊まりに来るから 美味しい手料理…ね) (うん) (仲直り 好きだよ) 寒空の下 暫く抱き合ってた (さっ!風邪ひくといけないから…おやすみ) (おやすみなさい) 初めての喧嘩だった…。
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