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第四章 理由
ソファで終わった後、私はシャワーを浴びたいと言ったけれど、聞き入れてはもらえなかった。どうせまた、汗をかくからと。抱き上げられて、ベッドに連れて行かれた。十何畳かはある寝室には、ダブルベッドとサイドテーブル、天井高の本棚があった。
「ちょっと……待って……」
私の希望は何一つ聞き入れられず、下着すら身に付けていない私には抗う余地もない。部長の手が、唇が、私の全身に触れる。
「部長」
「呼び方」
「だって……」
「さっきは可愛く呼んだのに?」
「それはっ――」
私の言葉は雄大さんの口の中に飲み込まれた。
「……黛とキスしたのか?」
「は?」
「あいつはお前に触れたのか……?」
雄大さんの手が胸を包む。
「こことか……」
その手がゆっくりと身体を下り、おへそをなぞって脚の間に辿り着く。
「ここを……」
さっき見つけたばかりの私のイイトコロを指で擦る。
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