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【合コン1】 「かなめちゃん、ひかるん、なんでそんな隅っこで飲んでるの?」 「あ?」 「え?」 合コンに誘われて来たものの、好みの女の子がいるでもなく。 同じように「当たりはないなぁ。」と呟く光と一緒にちびちびと飲んでいれば、ほろ酔いぎみの千石がジョッキ片手にすり寄ってきた。 「別に、隅っこで飲んでるつもりは無い。」 「人数合わせで呼ばれただけだしねぇ。要と飲んだら帰ろっかなって思ってるよ~」 「えー、女の子向こうでヒソヒソ話してるよ~。お前らあやしいって。」 「「何が?」」 声が被る。 その様子に「仲良しだねぇ」とケラケラと笑われた。 あやしいって言われても、普通に飲んでるだけなんだが。 「だってさぁ、二人さっきから顔つき合わせちゃクスクス笑って。見てるこっちがちょっと照れちゃう距離よ?(/-\*)」 「あ?こんなん普通の距離だろ。」 「だよねぇ。」 俺の言葉にウンウンと頷くと、光は「これくらい近付いたら照れて良いよ。」と千石にぐいっと顔を寄せた。 途端に周りから上がる短い悲鳴が耳に刺さる。 「んなな、なんて距離よ!(*/□\*)」 「吐息が掛かる距離?でも千石相手にドキドキしないしなぁ。」 「光、周りが煩いから止めとけ。」 「え?あぁ、ほんとだね。」 「し、心臓に悪いから、いきなりは止めて(*/□\*)」 「「いきなりじゃなきゃ良いのかww」」
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