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私の話に、あなたはどんなことでもケラケラ笑ってくれた。
あなたはお話もうまいから、私も話を聞くのがいつも楽しかった。
誰も、この秘められた関係に敵わないと思っていた。
私たちは、私たちでしか補えないし、私たちでしか物足りないのではないだろうか。
そう思っていた。
料理もできて、話し上手で、聞き上手、弟思い、お掃除大好き、おまけに容姿まで綺麗だった。
私は至って平凡な人生だった。
特別恵まれた容姿でもなく、あなたのように、多くの異性からモテたという経験もない。
あなたの才能のすべてがうらやましかった。
裕福な暮らし、家族の絆、あこがれないわけがない。
どうしてあなたは、私を好きになったのだろう。
そして、どうしてあなたは、私を嫌いになってしまったのだろう。
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