第二話 かかし

2/6
前へ
/13ページ
次へ
ゲーム、漫画、エロ本、何でもあり。笑 ほんと、楽しかった記憶しかない。 昼間は学校。 夕方は真っ直ぐ公民館。 夜になると毎晩、大将と後見の最大の楽しみが待っていた。 肝だめしだ。 その年の大将の言うことは絶対に聞かなければいけない。 大将が、 お前は今からフ○チンになって島一周走って来いと命令すれば、必ずしなければならない。笑 泣いてすがっても、他のみんながそれを許さない。 どんなに年少でも。 命令は絶対だった。 島の男の子たちはみんなそうやって 上下関係を築いていき、島人ならではの不屈の根性を身に付けたもんだけど。 今は親が介入して、禁止になってる みたい。笑 肝だめしは、毎晩行われた。 どんなに年少でも、必ず大将の決めた通りに、ひとりきりで、行かなきゃいけない。 毎年、毎日毎日泣いて嫌がって怯えて、失禁する子たちも続出。 大将も後見も、行くのをただ見てるだけじゃない。 ちゃんと脅かしに行く。笑 おかげで、毎晩のように気絶する子が居たなぁ。 でもみんな、一週間後には見違えるほど強い男の子になってた。 てな感じで 前振り長くなったけど、ここから本題。 これは、俺が大将だった時の話。     
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加