4.ー柴谷視点ー 2

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 薄暗い室内に水音が響く。  無理やり破かれたストッキングの隙間から手を入れ、下着の中を弄り、指を入れて掻き混ぜた。  すぐにきゅうきゅうに絡みついて痙攣する。 「またイッた?」 「……んっ」  赤い顔でコクコクと頷く。  それにしても、見た目がヤバイ。  脱がせて触るなんてナンセンス、縛ってる上にビリビリに破けてるのが襲ってる感あってイイ、と、遠慮なく破いて擬似強姦ゴッコをしているのだが、視覚的破壊力は布施にも影響しているのか、さっきから何度もイきまくっていた。  指で割れ目を軽くなぞるだけで震え、何回か往復すれば痙攣する。  陰核を弄ればあられのない声をあげ、ゆっくり指を入れればまたビクビクと体を波打たせ、掻き混ぜれば反り返る。面白いくらいだ。 「お前、エロいだけじゃなくて感じやすいのな」  ビンビンに勃った乳首をつねりながら言うと、布施は口の端から涎を垂らしながら俺を軽く睨んだ。 「ちが……柴谷さんが、無駄に経験値あるから」 「俺が上手ってこと?」 「無駄に経験してて慣れてるせいで」 「……認めないのね」  意地っ張りな布施のために、もう一度、割れ目に指を這わせる。  愛液でぐちゃぐちゃのとろとろのそこは、俺の指が触れるとすぐに歓喜に濡れる。  吸い付くように絡んで、奥へ奥へと飲み込もうとする。  指で弾けば、布施がまた体を反らした。  胸を揺らして誘ってくるので先端に柔く噛み付くと、布施は上擦った甘い声でよがる。
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