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「んっ……はぁ……」
「山際って、メガネかけてて、一個下の、仕事できる奴」
「そ、う……っ」
腰のストロークは長く、じわじわと内側を擦りあげる。
ゆっくり挿れているだけにみせかけて、それは私のイイところでだけ、何度か小刻みに揺れた。
「あっ、あっ、そこ、もっと」
「確か、お前と同じでデータ主義。接待重視の俺とは正反対だ」
段々と、柴谷の動きは激しくなる。私はもう答えずに、快楽を夢中で追う。
「スマートで素敵って、女子社員に人気ある奴。俺と同じくらい顔のいい奴」
ブツブツと呟きながら、反り返った胸の先端を舐める。
片手が茂みに伸び、陰核を探る。
「や、あっ、だめ、イく……!」
優しいのに激しい、緩急のある指先の動き。
同時に腰は奥をグイグイと突いて、たまらなく切なくなった。
頭の中が焼き切れそうになり、背中にゾクゾクとなにかが奔る。
全身が強張り、柴谷の肉棒を締めつけながら一段と大きな嬌声をあげて、ビクビクと痙攣した。
「……っ、千秋、今日すげー締めるね。もげそう」
久しぶりだから、そう答えたいが言葉にならない。
柴谷は薄く笑うと、力が抜けて荒く息づく私を見下ろした。首筋から鎖骨の綺麗なラインが眼前に飛び込んでくる。
大きく広げられた胸の筋肉、たくましい腕。
火照った肌からは彼の匂いが汗とともに立ち上り、私を包む。
何度も交わったのに、肌に馴染んだ温もりに今さら胸が疼く。
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