10人が本棚に入れています
本棚に追加
「私?私は大翔さんのパートナーです。
今は、
仕事だけの」
もって回った言い方が癪に障る。
大翔さんは何故この女を家にまで上げているのか。
「…お前たち、
今日は帰れ」
「ヒロトさん、
俺は」
「いいから」
麗奈が俺の腕を引っ張った。
「だって、
お前」
「リュウ。
帰ろう」
今日初めて強い眼で麗奈はこちらを見据えた。
俺は逆らえず、
彼女を連れてその場を立ち去るしかなかった。
最初のコメントを投稿しよう!