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小町と鐘本を殺した時は 胸は ちくりとも しなかった…
それだけ憎悪が深かったのだろうか…？
…しかし、前の男共二人だって 散々、私を執拗にいじめてきた…。
私はとうとう 「良心の呵責」を失くしてしまったのだろうか……？
心まで 殺人鬼に堕ちてしまったというのか…？
ソウマくんと廃屋から脱出し、
廃屋の直ぐ近く、風で飛ばされない場所へ
カウントダウンの証のダイス二つとタロットカード二枚をそっと置いた。
タロットカードはⅩⅢの死神とⅩⅥの塔のカードを。
塔のカードは正位置も逆位置もほぼ同じ意味。
救いようの無い鐘本にぴったりのカードだ。
そして
カウントダウンのダイスの目は３と２……
つまり、
次の相手が私が復讐を遂げる最後の相手となる
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