1人が本棚に入れています
本棚に追加
私、 橿原哀歌、 もう直ぐ死にます。
それは、唐突に告げられた様で、実のところ確定していた事。
その「死の宣告」の順番がいよいよ私のところに回ってきた、だけの話である。
私は元々、身体も虚弱で入院した事もしばしばとあった。
その上、久しぶりに学校に行けばいじめを受ける事多々……。
そんなものだから、人生に明るい展望等、持ち合わせていなかったし、辟易としていた日々。
…それが、ひとつの報せで私の人生に於いて転機を迎える事になるとは…
思いもよらなかった。しかし、脳内では妄想として、予想はしていたのかもしれない…。
それは突然訪れる。
医師から告げられた冷酷な報せ・「余命宣告」
どうやら、私の身体はあと数か月しか保たないらしい。
此の、「死の宣告」を受けた時、私の頭の中で、なにかが ぷつり と
切れた音がした。
最初のコメントを投稿しよう!