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…さて、余生をどう謳歌してやろうか?
私はそんな事ばかり考えていた。
だって、そうする以外、何も残っていないから…。
そうしてふと思いつく。
「私に数々のいじめ等の犯罪行為を行ってきた奴等を道連れにしてやろう…。直ぐには殺さない。私の【痛み】を思い知らせながら惨たらしく殺してやる…」
少女はいつの間にか歪んでしまった。
…でも、そうさせたのは「世界」つまり、「此の世の中」だ。
「私は世界を憎んでいる。…けれども、無差別殺人や愉快犯的殺人等、毛頭する気は無い。標的(ターゲット)は私を陥れた奴等だけ…。自分はサイコパスかもしれない、と認識しているが罪の意識はきちんとあるし、こんな私にだって矜持がある。其処は捻じ曲げてはいけない」
狙うは複数人。
大勢だと多勢に無勢、勝ち目が無いので、一人ずつ、ゆっくりとカウントダウンしていこう。
「執行 開始だ」
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