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標的No.3鐘本 茅野 & 標的No.4小町 未遊
さぁて と、
私をいじめた屑男共を殺したし、次は 凄惨な裏切りをした屑女共を狙おう。
こいつ等はある意味、若地と丹波よりも下賤で低劣で賤しい奴等だから……、
徹底的に殺す……。
まずは鐘本と一緒に私を罵った小町を先に呼び出し死ぬ寸前までしてから、元凶の鐘本を呼び出そう…。
…多分、こいつ等は絶対に反省しない。
だから 少しずついたぶりながら私が味わった辛酸の様な絶望を味わわせて…、
最後に一気に殺してやる。
地獄通信の様に呪い殺せれば良いのに…。
「人を呪わば穴二つ」……自分も地獄へ堕ちる。
…しかし、結局のところ、私はもう…、地獄行き決定だから……。
こいつ等に慈悲など無い、容赦はしない…。
言い切った私の目は最早、殺人鬼の其れと全く同じモノだった…。
「ソウマくん、お願いがあるの。今度の標的は二人一緒にやるから……」
「解ったよ。段取りは俺がしておくから…」
そう言って また頭をぽんと軽く撫でる彼。
彼の目は虚ろで…色を映していないがとても優しい目……。
そんな虚ろな彼の目に私が映っていた…。
彼の事は名前と取得技能しか解らない。名前でさえも偽名かもしれない。
私は彼の事をそれしか知らないし、そんな関係。
…でも、不思議と彼の事は信頼出来る、そんな気がしていた。
小町と鐘本を呼び出すのは全て、ソウマくんにお願いした。
私では呼び出しの手段が思いつかないから…。
小町は確か面食いだった筈…、それなら多分、簡単に釣れる。
問題は鐘本をどう呼び出すか、だ。
鐘本はとあるマンガの熱狂的なオタクだった筈だから…それを利用すれば……
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