オルター・洋子「龍平洋漂流記」より 第6章 水底の天使たち

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 それから優香の役、いろっぽい、いろっぽいとテレビで言われてるの観たけど、あれが「色気」という言葉で表現されるものなら、私は女として生まれてこのかた「色気」が理解できたためしが無いまま更年期、迎えちゃったよ? いや、優香はもともと色気のある女性だけど、あの役のあの感じ、あれは「いろっぽい」じゃなくて「猛々(たけだけ)しい」の間違いじゃない? あの感じを「色気」と呼んでいるのを聴いた時の異和感は、高須院長が西原理恵子とデキていると聞いた時の、ああ……はあ?という気持ちに似ている。 ※注1「かさかさセクシー」…筆者の造語。若いのに、瞼がしわっぽく窪むくらい皮下脂肪が極端に少ないタイプの、でも世では「セクシーな、いい男」に分類されている男性のタイプ。例、西島秀俊、加瀬亮。筆者は「餅肌セクシー」派です。
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