森での出逢い

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そう言ってルシファーが、怒りに頭を掻いているとその手を嫌がってオルトロスが私の方へ移動して来た。 私はそっと抱き上げて撫でながら言った。 「じゃあ、ユーイチ君。どうするの?契約する?町などに行くなら契約しておかないと、万が一を考えればその方が良いでしょう?私は、そう思うけど・・・」 私がそう声を掛けてみると、ユーイチ君は頷いて言った。 「うん。お願いします。あの女神よりはずっと僕の事を考えてくれそうだから。今の状態のままよりはきっと良くなれると思うし」 そう言って手を差し出して来たから握手の形で、手を繋いだ。すると、私の身体から一気に魔力が吸い出されて契約をされた。 「うわ!凄い量の魔力が流れて来た!びっくりするんだけど?無理矢理送った?」 驚いた表情で自分の手を見るユーイチ君に私は首を振る。 「違うわよ?何だか吸い出されちゃった感じだけど・・・・普通にスライムと契約する感覚じゃなかったわね」 私も、自分の魔力を確認して見る。まあ、元々多いからあれくらいだと全然余裕なんだけどね。 「あん?何言ってんだ?お前が普通のスライムな訳ないだろ?さっきお前が食った奴。ランクSだぞ?その中でも上位だからな? ランクSとの契約と思えば普通の量だろ?その魔力量。違うか?」
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