続第三話 遠い約束

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そんな兄貴の弟である俺は、兄貴の同級生たちから、実の弟のように可愛がられて育った。 「なんかのー。寝ようとしたら、足がムズムズし出して寝れんのんよ。毎日ぞ?ぶち眠たいのに、目をつぶったら途端にムズムズし出すんじゃ。水虫とか痛風ちゃうで?まぁ病院も行ってはみたけどの。痛くも痒くもないんよ。なんちゅーか…こちょばしいんよ。」 「こそばゆい?笑うくらいか?」 「おー。こそばいいんよ。笑うくらい。」 「……ほぅ。」 その後、 帰省中はまったく何もなく無事に寝れたらしい。 大阪に戻ったらまた始まったらしく、あんまり酷いって言うんで、俺が兄貴のアパートを見に行くことになった。 地下鉄深江橋駅徒歩5分。 阪神高速高井田インター徒歩5秒。笑 風呂なしトイレ共同の四畳半。 家賃は破格の9,000円。 「いや、なんかあるやろこれっ?!」 着いて俺の第一声がそれだった。笑 部屋の入り口はフスマだけで、鍵は引っかけるだけのヤツ。 向かいのおっさんは精神病。 横のじいさんは痴呆で、放火歴2回。 「お前なんか修行中か??」 「いやー。慣れるもんやで?」 結局、着いてすぐに出たくなったので、二人で王将で餃子食って、銭湯に行って、大阪見物をして、部屋には夜中2時くらいに戻った。     
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