続第二話 つかむ手

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食べてから少し休んでまた泳ぎに。 俺らは、水を得た半魚人のように泳ぎまくった。 昼前まで海に浸かってたからいいかげん疲れて来た頃 『沖に浮いてる信号フローティングブイまで泳ごうぜ?』ってナオトが言い出した。 ここから2キロ以上は離れてる。 俺もセイゾーもぜんぜん平気だけど、さすがに彼女たちに遠泳は無理だろ?って止めたが、彼女たちは、『浮き輪で付いてくから大丈夫♪』と元気いっぱい。 まぁいいかと、一応サバイバルナイフだけ持って遠泳に出た。 のんびりのんびりと潮の流れを感じながら進む。 先頭はナオトとセイゾー。 彼女たちを真ん中に置いて、俺がしんがり。 もしもサメが来ても、充分に対処出来る自信があった。 そのまま一時間ちょっとかけてフロートブイに到着。 ブイのまわりに付いてるカラス貝とアワビを獲ったり、ブイに登って日焼けしたり、 さんざん満喫して、俺らは岸に向かった。 行きしなと同じ陣形。 アワビとカラス貝を持ってるため、俺は若干遅れ気味だったけど、無事にあと100メートルほどで岸に着くって時だった。 ガボッ!! 突然何かに海中に引きずり込まれた。 すぐに足の有無を確認する。よかった。ちゃんと付いてる。     
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