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 意識が暗転する。 「あ、あ、あ、あ、あぁ――――……」  細い悲鳴のあと、美しい男は、とうとう意識を失った。    ◇ 「入れ」 ――――ガチャ!  男の許可が下り、真壁了は青ざめながら入室した。  そして、ベッドの上で事切れたように身体を投げ出している美しい男――――御堂(みどう)(ひじり)の元へと駆け寄る。 「御堂さんっ」 「……」  微かに、閉じている目尻がピクリと反応するが、そこまでだ。  精も根も尽き果てて、聖は意識を手放している。  キッと顔を上げ、了は男を――――青菱(あおひし)史郎(しろう)を睨むように見る。 「青菱さん、これは――いくら何でも、やり過ぎじゃあないんですかね? 」 「あんまり可愛いもんで、ついついイジメ過ぎた。オレはこのあと急ぎの用事があって、このまま行かなきゃならない。お前は、こいつの舎弟だろう? 」 「……はい、そうですが」 「だったら、ナカを綺麗にしといてやれ。散々中出しをしたからな――――このままだと、本当にハラをこわしちまう」  ケラケラ笑いながら、青菱史郎は独り、身体を清めにシャワーブースへ消えて行った。  それを憎々し気に見遣りながら、真壁は急いでポットからお湯を用意して、清潔なタオルでそっと聖の身体を拭う。  白く美しいその身体には、至る所に痣が浮いている。  戯れに抓られ捻じり上げられたのか、胸の突起は痛々しく腫れている。  そして、形のいい雄芯は散々弄られたのか、薄く皮が剥がれ、憐れに項垂れている。  しかし最も憐れなのは、白く柔らかい――だが明らかに女とは違う、弾力のある尻の谷間に秘められている、可憐な蕾であろう。
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