夏休みの異体験２ ～火と少女～

それは大学二年生の時の事…

　ボクが大学二年生の夏休み、やはりバイトした時の事です。。
　その時のバイトは宅配会社の配達助手という事で、少し離れた地区へも行けたので、けっこう楽しく働いていました。。

　が、ある日、それまでで最も遠い所への配達ということで、到着は夜になってしまったのです。
　古いアパートの２階の角部屋にお届けを完了し、いそいでトラックに戻ろうと、階段を駆け下りた時、横の路地の奥の方から……
　パチパチ……パチパチ……
　という音が聞こえたのです。
　どうしようか……と迷いましたが、なーんか嫌な予感もあったので、その路地に入ってしまいました。