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おずおずと、彼女の隣に座った、僕は、彼女を直視出来ずにいた。
そんな、緊張した、僕を察した、彼女は、「どうしたの、そんな顔して? 私を見てくれないの? 私のこと嫌い?」と白く、細い指が、一本ずつ、僕の肩に乗せながら、言った。
突然の事に、戸惑いと、嬉しさのあまり、舞い上がり、「好きです。 いつも、夜、挨拶するとき、嬉しくて、嬉しくて。」と僕は、つっかえ、つっかえ言った。
「そうなんだ、嬉しい。」と少女のように、はしゃぎながら、言うと、彼女は、いきなり僕を抱きしめてきた。
僕も力強く彼女を抱きしめた。 彼女は、僕の耳に口を近付けて、来て、 「私、雨の日は、疼くの、女が、、、」と吐息とともに囁いた。
僕は、頭の中が、その言葉で、弾けて行くのが、わかった。
そのまま態勢で、彼女と激しく、唇を奪い合った。
彼女は、吐息と共に、シャツとスウェットを素早く脱いだ。 僕にも、服を脱ぐように促し、互いに、生まれたままの姿になった。
彼女は、激しく、僕に覆いかぶさり、身体の隅から隅まで、吐息と呻きを繰り返して、愛撫を獣のように、して来た。
彼女は、また、耳に、口をそっと、近づけながら、「君、うめきって知ってる?」と囁いてきた。
無我夢中の僕は、「え? うめき? 知らない」と上の空で、言った。
「そっか、知らないよね」と聞いてきた割に、あまり、僕の答えに興味がなさそうだった。
僕は、昂りと共に、彼女の中に入っていった。
彼女の吐息と呻きは、激しさを、増して、いき、
僕も昂りを抑えきれなくなっていった。
絶頂を迎えようとしていた僕に、彼女の口が、僕の首筋に、そっと、吸い付いてきた。 あまりの気持ち良さに、果てそうに、なる自分がいた。
しかし、異変を、感じたのは、彼女は、僕の首筋を吸い続けていた事だった。 あまりの長さに不安を感じだが、気持ち良さが、優っていた為、そのままにしていた。
彼女の首筋の吸引は、留まることを知らず、激しさを増した。
その時、 更なる、痛みと恍惚を感じたのは、首筋に、何かが、刺さったのだ。 そこからは、僕は、徐々に体が、動かなくなっていく。 心の中で、もしかしたら、これは、血を吸われてるかもしれないと思った。
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