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でも……高級フレンチはいらないにしてもやる気倍増させる為にもご褒美として何かないかなぁ。
そうだ!
「じゃあさ、先生が私の為にご飯作ってよ。」
我ながらナイスアイデア。なのに…
「はあ?無理。俺、飯作れねーし。却下。他にしろ。」
秒殺。だけどこんなくらいでは諦めない。
「じゃあ、私が作る。先生のお家に行っていい?」
私、こう見えて昔からご飯とか作るの好きで結構、得意なんだよね。
しかもそのドサクサで先生のお家にお邪魔して……
「俺んちかぁ…、どうすっかなぁ。」
悩む先生にもうひと押しと笑顔を向ける。
「ダメ?」
「………よし、わかった。但し、大学にちゃんと合格したら、だぞ。」
「それはもちろん!!ご褒美貰えるようがんばるよ。」
「現金だな。ほらだったら、早速この問題解いてみ?」
「えっ…これまだちゃんと教わってないじゃん!」
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