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もちろん私にとってはファーストキスなワケで何をどうしたらいいのか解んないしされるがままにずっと目をあけて先生の顔見てたら急に唇が離れた。
「こういう時は目を閉じなさい。そして息吸わないと死ぬぞ。」
半分呆れながら先生に言われたから慌ててギュッと閉じた。
するとギュッと閉じた瞼にチュッてキスされたと思ったらまた何度も何度も唇が重ねられ何だか胸いっぱいになっちゃって、思わず
「はあ…」
って溜息がでちゃったんだ。
そしたら先生が、
「お前さ、ほんっと、そういうのズルい。お前の無自覚さに俺がどれだけ翻弄されてきたことか。わかってる?」
って言って今度はポカーンと半開きになったままの私の口の中に先生の舌がスルリと潜り込んできた。
思わず体がビクってしたんだけど先生が優しく髪を撫でてくれたり、ギュってしてくれるから段々と気持ちがフワフワしてきちゃって…
「んんぅっ…」
って自分のものとは思えない甘い声がつい漏れてしまった。
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