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今日も私は放課後、3階の教室からラグビー部の練習風景を見る
それは変わらないいつもの私の放課後
見て、見て、気づいて
けれどそれまでとは少し、いや、かなり違う
だって彼はちゃんと気づいてくれる
私と目が会うと人差し指で鼻の下を擦る彼
私達だけの合図
ーーー練習もうすぐ終わる。そのまま教室で待ってて。
私は大きく両手を上げて丸を作る
彼は照れたように笑うとまた走り出す
誰もいない教室にため息だけが響く
だけど、今までと違うのはこのため息はとっても甘いものだということ
私はもうすぐここにやって来る彼を待ちながら
また1つ甘いため息を響かせた
【その視線の先には】
終
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