私の完璧な彼氏さん

二人の距離感

　耳の後ろを舐め上げながら、彼女の秘められた割れ目に指を這わせる。十分すぎるくらいに愛液でとろとろになった秘部は、鷹瑛の指を抵抗なく受け入れ、存分に滑らせる。
　白い太ももを大きく広げさせて、膣を守る襞をくぱりと開かせる。触れるか触れないかという微妙なタッチで襞を撫でれば、雪乃は目を閉じ、拳を口元にあてて声をこらえながらぴくぴくと身を震わせる。
　かわいらしいこの姿だけで鷹瑛の精神は十二分に高まる。思いあまって眼前の滑らかな首筋を強く吸い上げてしまい、白い肌に鮮やかな赤い印がつく。

「あ、そんなとこ……見えちゃ……」

　いやいやと身をよじるわりに、雪乃は鷹瑛の腕にしがみついて離れない。本心ではいやがっていないのだろう。今はそう決めつけておく。
　髪をかき分けて小さな耳を見つけ出し、耳殼を甘噛みしながらちゅうと吸う。それと同時に、秘所に差し入れたのとは逆の手で乳頭をこりこりと転がしてやる。

「はぅ……は、ん……んぅ」

　指先から伝わる蜜口の収縮が、彼女の昂りを鷹瑛に訴えかける。白いつま先はぴんと伸びて、懸命にシーツを掻いていた。
　どうやら彼女の中で一度静まったかに見えた快楽の火種はいまだ燻っていたらしい。膝の上でもぞもぞと腰を揺らしながら鷹瑛の指先を一番敏感な突起に誘導しようとする彼女はイキたくてしかたがないようだ。

「ん、ん……ふ、あ……」